全日本マスターズ珠算選手権大会 

初開催
全日本マスターズ珠算選手権大会
最高年齢81歳

 11月12日、会場であるフレックスホテルで史上初のシニアによる全日本選手権が開幕しました。

マスターズ

 全珠連が主催する全日本珠算選手権大会や他団体の全国大会は、いずれも現役で活躍する青少年の選手が中心(シニアの選手も多少いますが)といわれています。(シニアに限定した大会は各地方で実施されているようですが、全国的な大会はなかったと思われます)

 これからますます高齢化が加速する中、珠算界でもジュニアだけでなくシニア対象の全国大会が必要です。

 そこで、有志が集まり、三重県松阪市で全日本マスターズ珠算選手権大会を開催することになりました。

 松阪市は三井家発祥の地で、商人のミュージアムもあり、「ロマンとソロバンの町」という案内板まで設置されています。要するにそろばんゆかりの地であり、発案者が中尾三紀子氏という地元の先生なので実現に至りました。

 幸い、三重県や松阪市、さらに日本認知症総合対策推進機構、頭脳スポーツ財団など複数の後援を得て、多くの団体(全珠連も含む)、企業、個人まで協賛していただくことになりました。

 参加選手は50名ほどでいささか少ないですが、これは準備期間が短く大会の周知徹底ができなかったこと、大都市から離れた地方都市で開催したことなどいくつか考えられますが、遠くは島根県や神奈川県からの参加もあり、スタッフも18名(各地からボランティアの先生)でスタートしました。

 参加者の最高年齢は81歳。70歳台も11名で、シニア大会にふさわしいといってよいでしょう。

 また、女性委員3名が松阪木綿の着物姿で司会や会場係になったので、華やいだ雰囲気となりほかの競技会では見られない光景になりました。

 競技内容は、個人A(乗・除・見取)、個人B(見取3種)、ペア(小学生の孫と)の3部門で、問題はピラミッド形式で各50題、B部門は虫食い算や統計算も加えました。制限時間は各5分。したがって、正味15分で競技は終了したので、表彰式の前に読上算競技を行いました。

 満点が続出し、決勝は10桁まで読み決定したのには驚き、シニアの実力はまだまだ衰えていないと実感しました。

 会場には松阪市のキャラクター人形「ちゃちゃも」(茶と牛肉が松阪の名産品なので命名された)が応援に来場し、ペア出場の小学生や女性の人気者になりました。
 
 また、珍しいそろばんの展示も行ったので、休憩時間は参加者も興味深そうに見入っていました。

 表彰は各部門や年齢別に行い、各珠算連盟寄贈の賞状やトロフィー、そして地元商店会より松阪牛の副賞など盛りだくさんで、受賞者は満面の笑顔でした。

 こうして大会は無事終了しましたが、参加者の声を一部ご紹介します。

 「終始和やかで、楽しく素晴らしい大会でした」
 「珠算は全くの初心者ですが、このような競技会に参加できてとてもいい経験になりました」
 「選手として参加した初めての大会で思い出に残る」
 「来年も老体に鞭打ってぜひ参加したい」

 好意的な内容が多く、実行委員の一人としてうれしい限りです。

 地元の新聞社やTVなどの取材もあり、多少そろばんのPRになったのではないかと自負しています。

 次回開催は未定ですが、ぜひ実施できるように努力したいと思います。

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